平日朝の制作時はNHKラジオ(時間が正確にわかるから)なんだけど、
休日はCDにする。
平日は気分的に慌ただしく、CD を聴こうという余裕がなかったりするのだ。
久しぶりにNirvana"Unplugged in NY"をかけたが、これ、1993年の11月録音
なんだなーと知ってびっくり。
光陰矢の如し。
思えば遠くへきたもんだ。
若くしてカート・コバーンが猟銃自殺(これ、自分で引き金ひくの大変よ)したのも、
このあたり。
たしか娘が一人いたはずで、父カートと母コートニーの遺伝子を引き継いでいるなら
「シティでOL」なんてことはないはずで、役者かミュージシャンかモデルか
アーティストのどれかでしょう。
間違っても薬をやっていませんように。名前も忘れましたが、幸多い人生であることを、
遠く、金融や領土問題山積の色々破綻した日本からお祈り申し上げる。
などと、思いつつ、Sonic Youth"Daydream Nation"を。
これもよく聴いたCD。1989年リリース。
グランジファッションが流行った(Nirvanaがまさにそう)あたりにだしたCDは
私は全然ぴんとこなくて、Sonicといえば”Daydream Nation” と”Sister”なんだなあ。
高校1,2年の頃、私は建て替える前の実家の玄関横の洋室を自室として使っていた。
いまさら、部屋の壁紙とか、真鍮のコンセントカバー(とっときゃよかった!と後から
思った。あの時はあるのが当たり前で)とか窓から見えた鬱蒼とした庭のこととか
すごく思い出す。
てきとーーに勉強もしたけど(うるさくいわれるの、かなわんし)、何をしていたかと
いうと本を読んだり(もちろん学校とか地域の図書館でかりたやつ)音楽を聴いたり
していた。
今残してあるCDは、何度かの選抜(早い話が、中古CD屋に売り飛ばすか否か)を
かいくぐってきた「選ばれし」ものたち。
The Water Boys, The Smith, Cure, Current 93, Swans, The Sisters of Mercy
Einsturzende Neubauten, Creatures,PIL,Cranes, The Swell Maps,Ride,
Stone Rodses,Pale Saints.....
今聴いても「いいなあ」と思うし、あーーこんなことに怒りを感じていたなーとか
毎日何かにイラついていたとか、こういうことが楽しかったとか、思いだしたりする。
戻りたいとは思わない。
今の方が精神的にはずっと、お気楽だからだ。
ただあのとき、浅はかながら色々考えたこと、怒りを感じたことは忘れまいと思う。