こないだ、ちょっと田舎に引っ越しが決まった友人と喋ってて
彼女がいうに「保存食(梅干し、らっきょ、味噌、などなど)ってさ、
同じものが一気に大量にできるから交換できたらいいよねー」。
そう。そうなのよ。
たとえば。
ものすごい山奥で薪ストーブを使ってる人が間伐材を林業の人から
うまいこと入手した→灰が大量に出るので自分ちの庭や畑に蒔くが
それでも余る→陶芸家が釉薬に使う、染色家が色止め等に使う。
木工作家が制作で有り余るほど出る木っ端を仕方なく薪ストーブで
燃やしている→本当にちょっとだけいるんだよなあという小品専門の
木彫り作家や木口木版の作家、または「ここに1つだけ棚をつけたい」
という人に行き渡れば最高。
ハギレはもう使う時間がないのよ!というかばん作家→ありがたいことに
私のところへハギレがきております。
もう縫えない!小さなものは、名刺に貼ったり、手紙の封印がわりにしたり。
今いろんなギャラリーで作家の「材料放出マーケット」(手元に色々ないと
創作意欲がわかない&実際作れないのだが、かったけど本当に使うあてが
無いってものもあるのよね)
が開催されるけど、これはほんとにいいこと。
「こんなのいらんだろ?」とか「どうするつもり?」なものも、要る人が見れば
宝の山(しかも激安で)。
私は好きな布で作品を作りそれの収益で自分が出来ない物
(陶器、ガラス、金属など)を購入している。
自分の得意分野で稼いで、苦手・不可能領域のことに費やす資金にしてる
っていうか。
パートも一応、まあ長年、事務仕事してたし、それを売ってギリギリの生活費を稼ぎ
いまのところ自由時間も得ている状況。
この、各人が得意なことで稼ぎ「苦手分野を買う資金」にするって、すごく大事と思う。
それと「私のごみはあなたの宝、あなたのごみは私の宝」も、互いにハッピー。
こういうことが、じわじわと小さい規模で今発展してきているのではないか?
もっと大きな流れになればいい。